特集 外来で出会う呼吸器common疾患
呼吸器系の身体診察と外来で行える検査法
呼気NO測定—適応と臨床的意義
川山 智隆
1
,
木下 隆
1
,
星野 友昭
1
1久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門
pp.1494-1498
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223652
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ポイント
●呼気一酸化窒素濃度(FeNO)測定は保険適用されており,非侵襲的で,かつ簡便・安価に測定できる.
●FeNOは喘息診断における補助ツールの1つとして,慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者との鑑別に役立つ.
●FeNOは人種,年齢,性別,日内・季節変動,運動・安静,アレルギー体質,喫煙・アルコール・常用薬・食物の摂取により影響を受ける.
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