特集 外来で出会う呼吸器common疾患
呼吸器系の身体診察と外来で行える検査法
強制オシレーション法—適応と臨床的意義
柴崎 篤
1,2
,
田村 弦
1,3
,
黒澤 一
2,4
1柴崎内科小児科医院
2東北大学大学院医学系研究科産業医学分野
3(株)仙台気道研究所
4東北大学環境・安全推進センター
pp.1486-1493
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223651
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ポイント
●強制オシレーション法は,呼吸器系の力学的因子のうち,換気気流の妨げとなる抵抗・弾性・慣性などの因子について評価をする.
●強制オシレーション法は,非侵襲的に安静換気で,しかも簡便な検査手技で短時間のうちに測定可能である.
●モストグラフで開発された3Dカラーグラフィックス表示は,医療者と患者側双方にわかりやすい.
●モストグラフは,気管支喘息患者の気道狭窄や気道可逆性の評価において,スパイロメトリーを補完する役割を果たす.
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