特集 自信がもてる頭痛診療
頭痛診断の実際
診察法と補助診断法は?
古和 久典
1
,
瀧川 洋史
1
,
中島 健二
1
1鳥取大学医学部脳神経内科
pp.1254-1257
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223591
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ポイント
●頭痛の鑑別診断を進める際に,まず二次性頭痛を見逃さないように留意する.
●注意を要する症状や所見を伴う頭痛の場合(表1)には,二次性頭痛を疑い遅滞なく諸検査を実施する.
●従来の一次性頭痛の病態とは異なった頭痛が発症した際には,新たな二次性頭痛の可能性も考える.
●頭痛における画像診断の適応と限界を考慮して検査を進めていく.
●慢性頭痛において,十分な問診や身体・神経所見を取らずに画像検査を実施することは控える.
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