Japanese
English
特集 よくわかる肛門疾患—診断から手術まで
総論
肛門疾患の診察法と診断
Anorectal examination
岡本 康介
1
,
松島 小百合
1
,
紅谷 鮎美
1
,
彦坂 吉興
1
,
宮島 伸宜
1
,
黒水 丈二
1
,
松島 誠
1
Kosuke OKAMOTO
1
1松島病院大腸肛門病センター
キーワード:
肛門疾患
,
診察法
,
肛門診
Keyword:
肛門疾患
,
診察法
,
肛門診
pp.905-912
発行日 2022年8月20日
Published Date 2022/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213789
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【ポイント】
◆肛門部の診察は,プライバシーに十分配慮をしたうえで患者の羞恥心,不安感や緊張感を緩和させて行う.
◆直腸肛門疾患の診察および診断は,解剖学的構造,生理機能,病態を十分に理解したうえで行う.
◆肛門疾患の発生は生活習慣病的な要素があり,便性状や排便習慣に起因することが多いため,食事,生活習慣,職業など環境要因を考慮することも重要である.
◆肛門疾患は視診,肛門指診,肛門鏡診などにより直接患部を診ることができるので正確に診断しやすいが,適切な補助診断を選択しより確実な診断を行う.
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