増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
血液検査
血球検査
溶血性疾患の検査—(赤血球浸透圧抵抗試験,Coombs試験,PNH関連検査)
和田 秀穂
1
1川崎医科大学血液内科学
pp.49-52
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223198
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赤血球浸透圧抵抗試験(Parpart法)
検査の概要
遺伝性球状赤血球症(hereditary spherocytosis:HS)が疑われる時,すなわち溶血性貧血の症例で末梢血塗抹標本において小型球状赤血球が認められ,さらに遺伝性(先天性)が疑われた場合には,確定診断のために赤血球浸透圧抵抗試験を行う.本試験は,一般的にはParpart法が用いられている.
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