特集 がんを診る
一般内科医が知っておくべきがん薬物療法のマネジメント
末梢神経障害のマネジメント
赤塚 壮太郎
1,2
1社会福祉法人三井記念病院腫瘍内科
2社会福祉法人三井記念病院緩和ケア科
pp.526-529
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223166
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●末梢神経障害は,glove and stocking型感覚神経障害,運動神経障害,自律神経障害に大別される.
●症状の出現は抗がん剤の総投与量との関係が深く,使用する薬剤の特性をよく理解する必要がある.
●確立した予防・治療法がないため,症状の早期発見と薬剤の適切な減量・休薬・中止など,早期対策が重要である.
●症状の早期発見には問診が最も大切で,日常生活に支障をきたしていないかを評価することが重要である.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.