特集 がんを診る
一般内科医が知っておくべきがん薬物療法のマネジメント
悪心・嘔吐のマネジメント
森 竜久
1
,
本田 健
1
,
関 順彦
1
1帝京大学医学部内科学講座腫瘍内科
pp.513-516
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223163
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ポイント
●がん薬物療法に伴う悪心・嘔吐(CINV)には,急性,遅発性,予測性の3種類があり,それぞれの分類ごとに治療対応が異なることを理解する必要がある.
●CINVのマネジメントに際しては,抗がん剤の催吐性リスク分類およびガイドラインに定められた制吐療法を熟知しておく必要がある.
●CINV出現後に症状を改善させることは難しいため,患者関連リスク因子も評価に加え,発症予防に全力を注ぐことが重要である.
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