今月の主題 水・電解質と酸塩基平衡
酸塩基平衡の理解のために
肺での調節
中山 眞人
1
1熊本大学医学部・第3内科
pp.2194-2195
発行日 1989年10月10日
Published Date 1989/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222897
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体内で酸塩基平衡の異常が生じると,種々の緩衝系が働き,短時間の内に体液のpHを正常化しようとする.この緩衝作用により生じた物質は,肺および腎臓より体外に排泄される.
体内での代謝により生じた揮発性酸としてCO2があり,1日の産生量は13,000mEq(300l/日)といわれる.このCO2は血液を介して肺へ運ばれ,換気により大気中に放出される.
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