増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集
内分泌機能検査
151.ヒト胎盤性ラクトゲン(HPL)
高木 哲
1
1大阪大学医学部・産婦人科
pp.1998-1999
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222840
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HPLは胎盤から分泌される蛋白ホルモンで191個のアミノ酸から成り,糖質や脂質を含まない.分子量は22,308で2つのS-S結合を有している.
成長ホルモン(GH)およびプロラクチン(PRL)と構造や生物活性の類似性がありhuman chorionic somatomammotropin(HCS)とも呼ばれる.抗乳腺作用とともに母体血中のFFAやグルコースの濃度を高め,間接的に胎児発育促進作用を有することが知られている.
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