増刊号 免疫検査実践マニュアル
各論
Ⅰ.ホルモン
5.性腺ホルモン
(3)HPL
磯部 淳一
1
1徳島大学医療技術短期大学部
pp.143-144
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901916
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■測定の臨床的目的
胎児胎盤機能検査法としては表1のように多数が知られている.生化学的検査法は主として胎盤機能を表現し,生理学的検査法は胎児側の情報を提供する.これらのうち,ヒト胎盤ラクトーゲン(human placental lactogen;HPL)は胎盤の絨毛合胞細胞で産生される蛋白ホルモンであるが,生物学的半減期が約15分2)と短く,胎盤機能の異常をよく反映すること,免疫学的方法で簡易・迅速に測れることから,その測定は日常臨床において胎盤機能のスクリーニングの1つとして定着している.
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