講座 実地医家のためのホルモン講座
hPL
森川 肇
1
Hajime Morikawa
1
1神戸大学医学部産科婦人科学教室
pp.594-598
発行日 1985年7月10日
Published Date 1985/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207218
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胎盤は,母児間の物質交換という重要な働きに加えて,内分泌臓器として多くのホルモンや酵素などを分泌する。
1961年に伊藤,東は,胎盤に催乳作用をもつ物質が存在することをはじめて明らかにし,ついで1962年にはJosimovich&MacLarenがこの物質の分離に成功し,成長ホルモンと免疫学的に共通の抗原性をもつことを報告するとともにヒト胎盤ラクトーゲン(human placentallactogen;hPL)と名づけた。
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