増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集
内分泌機能検査
149.成長ホルモン(GH)
藪 由紀子
1
1大阪大学医学部・臨床検査診断学
pp.1994-1995
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222838
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成長ホルモン(GH)の測定法にはバイオアッセイ,イムノアッセイ(RIAおよびEIA),ラジオレセプタアッセイがあるが,臨床検査には主としてRIAが用いられる.健常人の早朝安静空腹時の血漿GH濃度は5ng/ml以下で,健常人の約60%は測定感度以下である.最近,高感度GH測定法が開発され,測定感度が0.05〜0.1ng/mlとなったが,なお10%の健常人は測定感度以下であり,基礎値のみで健常人とGH分泌低下患者との鑑別はできない.
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