今月の主題 内科エマージェンシー
症状からみた内科エマージェンシー
急性腹痛
門田 俊夫
1
1防衛医科大学校・第1外科
pp.1148-1150
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222552
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
急性の腹痛は日常私たちが外来,とくに夜間救急外来などで扱う頻度が高く,診断に苦慮することも稀ではない.腹痛の患者の診察にあたってはまず,腹部以外の原因も念頭に置く必要があるi筆者は腹痛の原因疾患を,表に示すごとく4つに整理して記憶している.また,患者がさまざまに表現する腹痛を,内臓痛(visceral pain),腹膜痛(parietal pain),関連痛(referred pain)の3種類に整理すると鑑別診断に役立つ.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.