今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
内科医がみる小児救急外来
腹痛(急性腹症)
堀野 清孝
1
1NTT札幌病院小児科
pp.234-236
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903487
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ポイント
●強い腹痛を訴えて受診した小児に対しては現病歴,既往歴,年齢,随伴症状,診察,緊急一次検査などから迅速な原因診断を行う.
●明らかに緊急外科手術を必要とする場合は直ちに外科医に,急性腹症かどうか不明の場合,小児科医による専門的治療を必要とする場合は外科的対応のできる病院の小児科医へと搬送する.
●搬送する場合には前もって連絡して,検査データを用意し,不測の事態に備えて血管を確保し,胃管を挿入することが望ましい.
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