今月の主題 内科エマージェンシー
症状からみた内科エマージェンシー
急性下痢
荒川 正一
1
1東海大学大磯病院・内科
pp.1152-1153
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222553
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夏の日の夜に当直していると,下腹部を押さえ,体を折り頻回にトイレにかけこみながら顔を歪めて救急室を受診する人が多い.昼食に少し味の変わったものを食べ,しばらくすると少しの吐き気を催し,その後で腹痛,下痢が始まったと話す患者は,日常遭遇することの多い内科エマージェンシー的な消化器疾患である.ここでは,急性下痢に対する診断と治療を述べることとする(表).
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