プライマリー・ケアの実際
腹痛の診断と急性腹症(1)
眞栄城 優夫
1
1沖縄県立中部病院外科
pp.766-769
発行日 1977年5月10日
Published Date 1977/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207212
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急性腹症とは,ただちに決断を必要とする腹部疾患の総称である.腹痛を主症状とするこれらの疾患の初診,初療にあたる医師の責任は重大であり,内科的疾患と外科的疾患とを区別し,手術適応を誤らないよう,鎮痛剤や抗生物質の使用に注意し,手術を必要とする場合には,いつでもそれに対応できるように準備していなければならない.以下,これらの点についての概略を述べていきたい.
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