検査
検査データをどう読むか
小出 典男
1
,
松島 寛
2
,
辻 孝夫
2
1岡山大学医学部・検査医学
2岡山大学・第1内科
pp.176-179
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222297
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症例:20歳,男性.主訴:意識障害.既往歴:特記すべきことなし.輸血歴:なし.家族歴:特記すべきことなし.現病歴:昭和63年1月22日頃より感冒様症状があったが放置していた.1月24日頃より食欲不振,発熱があり近医受診.肝機能異常を指摘され,1月28日入院.1月29日夕方より興奮状態となり,1月30日当科入院となる.入院時現症:意識,昏睡度III度.手掌紅斑,クモ状血管腫(-).眼球結膜に軽度黄疸を認める.眼瞼結膜には貧血を認めない.心,肺には特に異常を認めず,腹部では肝を心窩部に3横指触知したが,脾は触れなかった.腹水,浮腫は認めなかった.
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