今月の主題 抗生物質の使い方
抗生物質投与の原則
外来における経口的療法—呼吸器感染症
谷本 普一
1
1東京慈恵会医科大学・第4内科
pp.2414-2416
発行日 1988年10月10日
Published Date 1988/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222134
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しく登場したいくつかの経口抗菌剤は,その抗菌力のスペクトルムの拡大と優れた組織親和性によって,呼吸器感染症外来治療に大きな変革をもたらしつつある.従来入院治療を必要とした呼吸器感染症のかなりの部分が,外来治療で対応できるようになったからである.
これらの新経口抗菌剤は,大別すると,①β-ラクタマーゼ阻害剤とペニシリンの配合剤,②第3世代セフェム剤,③新キノロン剤に分けられ,それぞれに特性をもつので,その使い分けが必要である.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.