今月の主題 リウマチとその周辺
周辺疾患
フェルティ症候群
井上 哲文
1
1東京大学医学部物療内科
pp.1008-1010
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221709
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1924年,Augustus R. Feltyは脾腫と白血球減少症を伴う成人の慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritis,RA)の5症例を報告し,これを症候群として,合併症のないRAから区別しうる可能性を示した.1932年にHanrahan Jr & MillerがRA,脾腫および白血球減少症を3主徴とする疾患を,初めてFelty症候群とよんで以来,多数の症例が蓄積されるとともに,種々の免疫異常が明らかにされ,RAの亜型として広く認められるに至っている.
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