今月の主題 今日の心不全診療
心不全治療の展望
町井 潔
1
1東邦大学大橋病院第3内科
pp.576-578
発行日 1988年4月10日
Published Date 1988/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221606
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心不全はあらゆる心疾患の究極の病態であり,最近の新しい治療法の発展にもかかわらず,依然として多くの未解決の問題が残されている.急性心不全に対してはカテコールアミン,IABPなどの新しい薬剤,手技の導入により,その短期的治療成績は著明に向上したが,慢性心不全の長期予後に関しては信頼できる治験が乏しく,未だ心臓内科医のartに依存することの大きい領域である.
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