今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ
診断法
喀痰検査
佐々木 英忠
1
1東北大学医学部・第1内科
pp.216-217
発行日 1988年2月10日
Published Date 1988/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221516
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正常な気道においても気道粘液分泌量は1日100mlあり,飲み込まれて喀痰とはならない,細菌感染,アレルギー反応およびその他の刺激によって生じる炎症時には気道粘液分泌量が増加し,喀痰となり排出される.喀痰の存在は気道炎症の存在を意味し,喀痰には肺内で生じている炎症の病因を診断するための情報が組み込まれているといえる.
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