今月の主題 白血病とリンパ腫
トピックス
新しい抗白血病剤
小川 一誠
1,2
1癌研究会付属病院・化学療法科
2癌化学療法センター臨床部
pp.106-107
発行日 1988年1月10日
Published Date 1988/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221494
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成人急性非リンパ性白血病1)(ANLL)に対してはDaunomycin(DM),Cytosine Arabinoside(Ara-C)を中心とする併用療法が標準的であり,CompleteRemission(CR)は70%以上の症例に得られ,生存期間も2年以上となりつつある.より高いCR率,そして最終的により多くの長期生存例を得るためには,治療方法の工夫が必要であり,新抗癌剤の開発が不可欠である.本稿では,近年研究されている抗癌剤のANLLに対する成績を中心に総説する.
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