今月の主題 虚血性心疾患の最前線
心筋虚血の診断はどこまで可能か
RI法
西村 恒彦
1
1国立循環器病センター・放射線診療部
pp.2319-2323
発行日 1987年10月10日
Published Date 1987/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221344
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
心筋虚血の診断方法として,負荷心電図,心エコー図,造影法をはじめ,いくつかの方法が用いられている.心筋シンチグラフィは201TICI(塩化タリウム)が約10年前に導入されて以来,心筋虚血の診断法として心臓病学の中で重要な位置を占めている.本法は,心筋血流分布を視覚的に判定できるところに大きな利点がある.とくに負荷心筋シンチグラフィの評価法とその有用性,限界について,筆者らの施設における成績を中心に解説する.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.