Japanese
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特集 甲状腺癌の診断と治療
この診断法でどこまでわかるか—RI
How closely can we approach the diagnosis:with RI?
伊津野 格
1
,
牧内 正夫
2
,
今井 迅
1
,
守屋 久見子
1
,
高木 政美
1
,
岩浅 武彦
2
,
久米田 茂喜
2
Itaru IZUNO
1
1国立松本病院放射線科
2国立松本病院外科
pp.539-544
発行日 1986年5月20日
Published Date 1986/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209309
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甲状腺の画像診断の一つであるシンチグラフィーは,複数の核種を用い,それぞれの核種の特徴を生かして診断の精度を上げるといつた工夫がなされている.特に癌診断においては,131Iまたは99mTcと201Tlの組合せに,さらに67Gaを加えるといつたことが行われるようになつた.まず131Iまたは99mTcが結節病変をシンチグラム上の欠損としてとらえ,そこに201Tlが集積するか否かで悪性・良性の判断をすることを基本とするが,それについては若干の注釈が必要である.
最近,131Iにかわり99mTcが多く用いられるようになつてきたが,前者は遠隔転移巣の検索とRI大量投与療法の適応の決定にいまなお欠かせないものである.
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