増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方
Ⅴ 消化器疾患治療薬
消化性潰瘍および類縁疾患
127.防御因子・調節因子増強剤の使い方
佐藤 信紘
1
,
伊藤 敏文
1
1大阪大学医学部・第1内科
pp.2066-2069
発行日 1987年9月30日
Published Date 1987/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221247
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消化性潰瘍およびその類縁疾患の治療を考える上で,その発症の成因を明確に把握することは,必要であり,かつ重要である.さらに,胃潰瘍と十二指腸潰瘍,胃炎と十二指腸炎,潰瘍のstage,初発と再発,易治例と難治例,年齢,加えて初期治療と維持療法などの違いを考慮し,各々の症例に適合した治療法を選択することが望ましい.したがって,その成因や個々の症例の特徴にあった治療を行うために,種々の抗潰瘍薬の効果スペクトルを知ることが,治療のKey Pointである.
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