今月の主題 膠原病診療の実際
治療方針のたて方とすすめ方
多発性筋炎と皮膚筋炎
斉藤 栄造
1
,
木下 真男
1
,
大島 久二
1
1東邦大学医学部附属大橋病院・第4内科
pp.1390-1392
発行日 1987年8月10日
Published Date 1987/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221047
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多発性筋炎・皮膚筋炎(以下PMと略)の病因は不明であるが,筋における単核細胞主体の細胞浸潤,抗核抗体など免疫学的検査異常,他の自己免疫疾患との合併例の存在などから自己免疫機序の関与が想定されている1).治療薬剤としてもステロイド(GC),免疫抑制剤が用いられ,その有効性も経験される.PMの治療は画一的に行うべきでなく,症例により適切な治療法を選択することが望ましい.
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