特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療
膠原病の診断・治療
多発性筋炎,皮膚筋炎
綿貫 聡
1
,
横川 直人
1
1多摩総合医療センターリウマチ膠原病科
pp.2135-2140
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200130
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ポイント
◎筋症状に加えてRaynaud症状,関節症状,間質性肺炎などを呈する抗ARS抗体症候群が存在し,診断には抗ARS抗体の提出が有用である.
◎皮膚筋炎の診断時には,年齢と性別に応じた悪性腫瘍スクリーニングを行う.また再増悪時や治療抵抗性の場合にも,悪性腫瘍の存在や再燃を考慮する.
◎筋症状のない/乏しい皮膚筋炎(CADM)では急速進行性の間質性肺炎の合併に注意する.
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