今月の主題 臨床に活かす免疫学
自己免疫疾患
自己免疫疾患—各論
多発性筋炎・皮膚筋炎
高林 克日己
1
1松戸市立福祉医療センター東松戸病院
pp.996-1000
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908174
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ポイント
多発性筋炎・皮膚筋炎は臨床症状が同じではない.一般に,皮膚筋炎では悪性腫瘍の合併やステロイド抵抗性間質性肺炎がみられ,予後の悪い例が多い.
予後を左右する間質性肺炎は,皮膚筋炎で問質性肺炎発症時にCKの上昇のないもので予後が悪い.
悪性腫瘍の合併は皮膚筋炎のほうが多い.
ステロイド抵抗性間質性肺炎に対しては,早期からシクロスポリンA,シクロホスファミド大量投与療法が薦められる.
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