今月の主題 肝・胆・膵疾患の画像診断
疾患別による画像診断アプローチ
膵癌の術前における画像診断
矢野 真
1
,
中山 和道
1
,
嬉野 二郎
1
,
桑原 義明
1
1久留米大学医学部・第2外科
pp.1284-1290
発行日 1987年7月10日
Published Date 1987/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221024
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膵癌の術前における画像診断の目的は,大きく2つに分けられる.1つは質的診断(鑑別診断)であり,もう1つは進展度(進行度)診断である.質的診断には,超音波(US),逆行性膵胆管造影(ERCP),血管造影などが有用とされ,進展度(進行度)診断には,上部消化管造影(GI),コンピューター断層撮影(CT),US,血管造影などが有用であろう.本稿では,US,CT,ERCP,血管造影を中心に,膵癌の術前における画像診断について述べてみたい.
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