Japanese
English
今月の主題 小膵癌診断への挑戦
座談会
膵癌の早期診断は可能か
Panel Discussion―Is Early Diagnosis of Carcinoma of Pancreas Possible ?
斉藤 洋一
1
,
中山 和道
2
,
川原田 嘉文
3
,
二村 雄次
4
,
大井 至
5
,
中島 正継
6
,
福田 守道
7
,
福田 芳郎
8
,
高木 国夫
9
,
中沢 三郎
10
K. Takagi
9
1神戸大学第1外科
2久留米大学第2外科
3三重大学第1外科
4名古屋大学第1外科
5東京女子医科大学消化器病センター
6琵琶湖胃腸病院内科
7札幌医科大学癌研
8順天堂大学病理
9癌研究会付属病院外科
10名古屋大学第2内科
pp.652-666
発行日 1980年6月25日
Published Date 1980/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106908
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高木(司会) 本号は「小膵癌診断への挑戦」という主題です.小膵癌か,早期膵癌かにする上ではっきりした定義がありませんが「小膵癌」ということで企画をして,「膵癌の早期診断は可能か」というテーマで座談会を持つことになりました.
最近,膵癌症例がかなりふえてきています.膵癌死亡数は20年前に比べると約5倍にふえている.また,いろいろな検査法が導入されて膵癌の診断は20年前に比べると非常に変わってきているのではないか.こういう背景から膵癌を早期に診断できるのではないかといわれてきています.早期膵癌とか,微小膵癌とか,いろいろないい方がされますが,そういうものを診断できるかどうかについて,今日は診断,治療並びに病理の面から,いろいろお話をいただいて進めていきたいと思います.
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