今月の主題 体液・電解質補正の実際
病態と輸液
熱傷と輸液
二宮 宣文
1
,
八木 義弘
1
1順天堂大学浦安病院・外科
pp.996-997
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220409
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熱傷,特に重症熱傷は,(1)ショック期(0〜48時間),(2)ショック離脱期,利尿期(2〜7日),(3)感染期(1〜3週),(4)回復期(3週以後)の経過をとって治療に至る.熱傷治療は熱傷面積,深度などの重症度の判定,輸液,呼吸,栄養管理,感染対策などの全身療法,また局所療法,精神介助が重要なポイントである.このうち全身療法としての輸液はショック期,ショック離脱期,感染期に必要となってくる.
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