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特集 木本誠二教授退官記念特集
熱傷
Research of Burns
林 周一
1
,
八木 義弘
1
Shûichi HAYASHI
1
1順天堂大学医学部林外科教室
pp.785-792
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204602
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はじめに
近年わが国でも徐々にではあるが,熱傷に対する関心が高まり,各方面でその成果が上つてきている.しかし諸外国の熱傷統計をみるとショック期の死亡率は漸次低下し,晩期のSepsisによる死亡が大部分を占めている現況であるが,わが国においてはいまだショック期の死亡が多く20%以上の熱傷の死亡率が20%を越すといわれており,ショックに対する対策のみをとり上げてみてもまだ諸外国にはおよばないのが現況であろう.本稿では,熱傷に関するわが国の最近の研究の跡をふりかえり諸外国の文献と対比しつつその問題点にふれてみたい.
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