今月の主題 水電解質と酸塩基平衡
臨床の話題
特発性浮腫
福田 祐幹
1
,
土谷 健
1
1都立駒込病院・内科
pp.870-871
発行日 1986年5月10日
Published Date 1986/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220369
- 有料閲覧
- 文献概要
特発性浮腫とは
特発性浮腫(idiopathic edema,周期性浮腫cyclicまたはperiodic edema)とは「深層の精神的異常を基盤に多元性因子による立位姿勢時の体液量調節異常(水・Na貯留)」と推察されるが,身体の姿勢,気節,一定周期により浮腫は軽減,増悪をくり返し病勢の一貫性を維持し得ないことが本症の病態解明をより困難にしている.今回は本症におけるdopamineの役割について記載する.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.