今月の主題 不整脈診療の実際
不整脈治療の実際
抗不整脈薬の使い方の手順
三宅 良彦
1
,
明石 勝也
1
1聖マリアンナ医科大学・第2内科
pp.49-51
発行日 1986年1月10日
Published Date 1986/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220173
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心エコー図やホルター心電図検査の普及,および各種検診制度の普及・充実にともない,不整脈あるいは不整脈を発現させる疾患がより多く発見,診断されるようになった.また,近年の虚血性心疾患の増加は,とりも直さず不整脈の増加であり,このようにして不整脈の発見の機会が増えたことから,当然の結果として,不整脈治療を行う機会が増えてきている.
不整脈を発見し,次いで不整脈治療を行うには,①治療の要・不要の鑑別,②緊急度の判定,③治療法の選択,の3点が,まず第1に考慮されなければならない.①,②の概要については図に示すが,詳細については本特集の別稿を参照されたい.
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