臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
B 腹部エコー法
59.産科・婦人科疾患—卵胞発育(体外受精を含む)
佐藤 章
1
,
京野 広一
2
,
星 和彦
2
1福島県立医科大学・産婦人科
2東北大学医学部・産婦人科
pp.2410-2413
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220095
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1972年Kratochwilらが超音波断層法を用いて卵胞発育の状態を観察可能であると提唱して以来,1970年代後半から1980年代前半にかけて急速に普及してきた.現在では超音波断層法による卵胞の観察は,一般不妊外来ならびに,人工授精,体外受精・胚移殖における排卵時期予測,排卵誘発(とくにhMG-hCG)例における卵巣過剰刺激症候群・多胎の予防,polycysticovary(PCOと略す)症候群の診断,黄体化無排卵症候群(luteinized unruptured follicle syndrome;LUF syndrome)の診断,さらには体外受精に際して超音波断層下の卵採取などにも幅広く利用されてきている.
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