今月の主題 ウイルス肝炎—現況と展望
効果的予防法
A型肝炎の予防
小島 健一
1
,
小島 秀男
2
1新潟大学医療技術短期大学部
2新潟大学医学部付属病院・輸血部
pp.1026-1027
発行日 1985年6月10日
Published Date 1985/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219792
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A型肝炎(HA)は経口的に,とくに便口感染(fecal-oral infection)の形で感染し,通常のヒト免疫グロブリン(immune serum globulin, ISG)が予防効果を発揮することは以前から知られていた.A型肝炎ウイルス(HAV)の発見以後,ウイルス自体の性質,HA抗原抗体系,疫学などが明らかになり,予防法も理論的根拠をもつようになり,ワクチンの開発も時間の問題となってきた.
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