今月の主題 免疫反応と臓器疾患
補体と細胞性免疫の欠如
細胞性免疫の欠如疾患
四宮 範明
1
1東京医科歯科大学医学部・小児科
pp.870-872
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219760
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細胞性免疫を欠如する疾患は,原発性あるいは続発性免疫不全疾候群に属する疾患群の一部を形成する.免疫遺伝学の進歩とともに,生来の素因に関係なく発症すると考えられていた続発性免疫不全症候群も,遺伝的要因が関与すると考えられるようになった.続発性とは,成因として外因が重きをなすことを意味すると考えられる.
細胞性免疫の欠如を主とする原発性および続発性免疫不全症候群について述べる.
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