当直医のための救急手技・外科・1
創傷処置・胸部外傷
若山 達郎
1
1旭中央病院・外科
pp.178-179
発行日 1985年1月10日
Published Date 1985/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219599
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昭和58年8月1日から昭和59年7月31日までの1年間に,当院の救急外来を受診した患者16,164名中,外科扱いとされた患者は871名(5.5%)である.その内訳は表1のごとくであるが,即入院を要した患者は871名中207名(23.8%),入院後手術を要した患者は111名(12.8%)である.
外科領域において頻度の高い疾患群としては,創傷,胸部および腹部外傷,急性腹症が挙げられる.今回は創傷処置法,および胸部外傷の診断と初療について述べてみたい.
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