臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
XIII.細胞診
154.消化器系の細胞診
信田 重光
1
1獨協医大外科
pp.1996-1997
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216258
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- 文献概要
はじめに
fiber opticsの進歩により,glassfiberを用いたfiberscopeが著しく進歩してきた現在,食道,胃,十二指腸,および大腸の細胞診は,以前の盲目的に行われた採取法に代わって,fiberscopeを用いた直視下細胞診が主に行われている.その採取法を表1に示す.食道,胃,大腸の細胞採取法はだいたいにおいて表1の方法に準じているが,十二指腸の細胞診では,胆汁,膵液などの中に浮遊している細胞を採取するため,上述の諸臓器とは異なった方法をとっている.それを表2に示した.
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