臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅵ.血液検査
45.血小板放出物質
塚田 理康
1
Toshiyasu Tsukada
1
1虎の門病院・血液学科
pp.2194-2195
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219366
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種々の刺激によって血小板外へ放出(分泌)される物質は,濃染顆粒(DG),α顆粒(αG),リソゾームの3顆粒中に分かれて存在することが知られている(表1).
ADP,エピネフリン,Thromboxane A2(TxA2)はDG,αGからの放出を惹起させるが,トロンビン,コラゲン,Ca-ionophore A 23187はDG,αGに加えてリソゾームに含まれる物質の放出を誘導する.
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