臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅰ.尿検査
11.尿クレアチン,クレアチニン
置塩 達郎
1
,
大森 清彦
2
Tatsuo Okishio
1
,
Kiyohiko Ohmori
2
1大阪府立成人病センター・臨床検査科
2渡辺橋クリニック
pp.2102-2103
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219332
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異常値を示す疾患
実際に臨床でみられる疾患時の尿中クレアチン,クレアチニンの排泄量の異常は表のごとく,通常3つのタイプに分けられる(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ).これらの異常の大部分は神経・筋疾患であり,また代謝異常が筋に及んだ場合である.その反映としては,血中および尿中クレアチン上昇,尿クレアチニン減少のパターンを示す.腎障害,肝障害では主にクレアチニンが減少する.
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