今月の主題 胃・十二指腸潰瘍—その基礎と臨床のすべて
胃・十二指腸潰瘍の臨床
小児胃・十二指腸潰瘍の特徴と問題点
並木 正義
1
Masayoshi Namiki
1
1旭川医科大学・第3内科
pp.2722-2725
発行日 1983年12月10日
Published Date 1983/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218810
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小児科で取り扱う0〜14歳の年齢層にも最近胃および十二指腸潰瘍(以下両者を含めて単に小児潰瘍という)の増加が目立つ.この頃では小児の腹痛患者をみたなら,まず潰瘍を念頭におかなくてはならないほど比較的頻度の高い疾患になってしまった.それだけに日常診療において小児潰瘍についての知識と関心は持っていなければならない.
以下,小児潰瘍の特徴と診療上の注意点,知っておくべき参考事項などを大まかに述べてみたい.
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