今月の主題 胃・十二指腸潰瘍—その基礎と臨床のすべて
病因と病態生理
消化管ホルモン
石森 章
1
Akira Ishimori
1
1東北大学医学部・臨床検査診断学
pp.2704-2706
発行日 1983年12月10日
Published Date 1983/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218803
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消化性潰瘍の発生病理ないし病因ならびに病態生理において,胃液はいわゆる攻撃因子として重要な役割を担っているが,消化管ホルモンは生理的に胃液分泌を調節しているだけでなく,胃液分泌の障害あるいは胃液の消化管内移動を規制する消化管運動の障害を介して,消化性潰瘍の病因と病態生理に深く関与している.その関与の仕方によって消化性潰瘍は通常潰瘍,術後潰瘍および特殊潰瘍に三大別することができる.
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