今月の主題 大腸疾患と検査
解説
下部消化管と消化管ホルモン
名倉 宏
1
,
木村 伯子
1
,
木村 光男
1
,
鈴木 貴
1
Hiroshi NAGURA
1
,
Noriko KIMURA
1
,
Mitsuo KIMURA
1
,
Takashi SUZUKI
1
1東北大学医学部病理学第二教室
キーワード:
消化管ホルモン
,
神経伝達物質
,
大腸
Keyword:
消化管ホルモン
,
神経伝達物質
,
大腸
pp.502-507
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901075
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
消化管,特に大腸が有する諸機能に密接なかかわりを有する消化管ホルモンについて解説した.これら消化管ホルモンの多くは消化管粘膜に存在する内分泌細胞と神経ニューロンに共通して認められる.これらは血液を介し標的細胞に情報を伝達(endocrine),また局所ホルモンとして近接する標的細胞に作用する(paracrine)のみならず,神経分泌により神経伝達物質(neurotransmitter)として,消化管に対し多彩な機能を発揮している.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.