臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
VI.肝・胆道・膵疾患
問題となるケースの治療
122.健康診断で発見された肝機能異常をどうするか
門奈 丈之
1
Takeyuki Monna
1
1大阪市立城北市民病院・内科
pp.2360-2361
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218663
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慢性肝炎の経過を追求すると,多くの例は慢性肝炎のままの病態(自覚症状はきわめて乏しいが,肝機能異常は持続)を示しながら遷延している1).1938年,Bloomfieldの模式図によれば,慢性肝炎を自他覚症状の出現状況と肝機能異常持続の有無より,臨床病型を分けているが,当時すでに臨床症状出現閾値以下の慢性肝炎の存在を推定している.
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