臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
IV.循環器疾患
特殊な治療法—適応のきめ方
89.PTCA—とくにPTCR後の残存狭窄に対するPTCAに関して
鈴木 紳
1
,
遠藤 真弘
1
,
本田 喬
1
,
平 敦子
1
,
伊吹山 千晴
2
,
清見 定道
2
Shin Suzuki
1
,
Masahiro Endo
1
,
Takashi Honda
1
,
Atsuko Taira
1
,
Chiharu Ibukiyama
2
,
Sadamichi Kiyomi
2
1東京女子医科大学・心臓血圧研究所
2東京医科大学・内科
pp.2276-2277
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218630
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1977年Grüntzig1)により創案されたPTCAは全米を中心に急速に普及し,わが国においても本法を行う施設が増加しつつある.粥状硬化性狭窄がカテーテルで拡大され,症状の改善があれば非常によろこばしいことであるが,反面,合併症も決して少なくなく,適応は慎重に決定する必要がある.ここでは,現状におけるPTCAの適応,なかでも最近話題となっているPTCRの残存狭窄に対する問題について概説する.
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