今月の主題 膵疾患診療のトピックス
形態学的診断法
内視鏡的膵胆管造影(ERCP)—慢性膵炎の診断基準
大井 至
1
Itaru Oi
1
1東京女子医科大学・消化器内科
pp.538-540
発行日 1983年4月10日
Published Date 1983/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218208
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今日,US,CTなど画像診断法の進歩には目覚しいものがあるが,それにもかかわらず,膵の形態学的診断における膵管造影の重要性はますます高まってきている.これは,膵管造影が膵管の内腔という実体を忠実に描出する検査であるからであろう.
また,現在まとまりつつある慢性膵炎の臨床診断基準の改訂作業の1つの動機が,膵管造影の普及にあることも否定できないであろう.
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