今月の主題 免疫からみた腸疾患
腸の免疫機構
分泌性IgAの構造と分泌機構
磯辺 善成
1
Yoshinari Isobe
1
1関西電力病院・外科
pp.204-205
発行日 1983年2月10日
Published Date 1983/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218134
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Tomasiら1)によって,1965年に外分泌液中には血清のIgAとは物理化学的にも免疫学的にも異なった分泌性IgA(SIgA)が存在していることが指摘された.このことに端を発し,分泌性IgAについての多くの研究がなされ,その構造,分泌機構ならびに機能に関する問題はかなり解明されてきた2〜5).本稿では,これら問題のうち,構造と分泌機構について概説する.
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