今月の主題 粘膜免疫と臨床検査
粘液成分の検査
分泌型IgAとsecretory component
石黒 士雄
1
Yukio ISHIGURO
1
1名古屋大学医学部附属病院分院外科
キーワード:
分泌型IgA
,
secretory component
,
免疫測定法
Keyword:
分泌型IgA
,
secretory component
,
免疫測定法
pp.741-745
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901596
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分泌型IgA (sIgA)の測定はcom-posite typeの抗原であることを利用し,IgA,secre-tory component (SC)それぞれの抗原に対する2種類の抗体を使用して行う.検体内にはIgA,free-SCなど競合蛋白も共存するので,検体の種類によってさまざまな工夫が必要である.本稿では,外分泌液中でのsIgAの測定のほかに,血液中のsIgA測定法,特定抗原に対する特異sIgA抗体量の測定法などについて紹介した.〔臨床検査37(7):741-745,1993〕
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