今月の主題 心筋梗塞のハイライト
検査法
Tlシンチ
立木 楷
1
,
殿岡 一郎
1
1山形大学医学部・第1内科
pp.32-34
発行日 1983年1月10日
Published Date 1983/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218101
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Lebowitzら1)による臨床応用の報告(1974)以来,タリウム201(201Tl)心筋シンチグラフィーは非侵襲的に心筋局所の血流分布を視覚的に肥えることができるため,とくに虚血性心疾患の診断において現在最も有用視されている方法の1つである.心筋梗塞症においては,急性,陳旧性いずれの場合も,病変部を種々の値度の欠損像(cold area)として描出することができ,硬塞巣の部位および広がりを視覚的にとらえることが可能な唯一の方法である.その機序は,現在以下のように考えられている.
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